私は、住む場所を変えやすいことを重視して、賃貸を選んできました。ただ、以前の「マイホームは購入しちゃ駄目」という言い方は一律すぎました。持ち家にも賃貸にも、それぞれの良さと負担があります。

家賃とローン返済額だけでは比較しない

購入では、利息・諸費用・税金・保険・修繕、マンションなら管理費や修繕積立金なども含めて考えます。賃貸にも更新や引っ越しの費用があり、将来の家賃がずっと同じとは限りません。

「同じ月額で買える」という説明を聞いたら、住む期間と総費用を書き出してみてください。家族構成、転勤、通院、将来の住み替えなど、金額以外の条件も重要です。

自宅で仕事をしても、家賃の半分が自動で経費になるわけではない

個人の事業では、仕事と生活に共通する費用のうち、業務に必要な部分を明確に区分できる金額が必要経費の対象になります。面積や使用状況など、実態に沿った根拠が必要です。法人の社宅などは別の取扱いになるため、一緒に考えないでください。

購入した家に税務上のメリットが一切ない、という以前の説明も削除しました。購入・賃貸と税金の関係は、契約や使い方によって異なります。個別の計算は税務署や税理士に確認しましょう。

副業の見込み収入を返済の前提にしない

まだ得られていない収入を当てにせず、収入が減った場合でも生活を維持できるか考えることをおすすめします。住まいは、他人の成功談より自分の暮らしに合う選択をしてください。

国税庁:必要経費の知識